【重要】公務員になりたいはっきりした理由なんていらない!
こんにちは。
今回も少し大きな話なのですが、公務員を目指している方々に対して言いたいことがあります。
それは、
「公務員になりたいはっきりした理由なんていらない!」
ということです。
学生で目指している方々、今は働いて転職して公務員になりたいと考えている方々など、様々だと思いますが、
どんな方でも、
公務員になりたい理由なんて、直前までつめて考える必要はありません。
ただ、公務員という職業が、
・安定していて、
・社会的な評価も良くて、
・いい人生を歩めそう
くらいでいいと思います。
具体的な公務員になりたい理由や、
公務員になってやりたいことなどは、
面接の直前にちょちょっと肉付けすればよいです。
そんなことを考えている時間があったら筆記試験の準備に当てた方がいいと思いますし、
公務員になりたい理由を詰めて考えたところで、面接官にはおそらく響きません。
◆「なぜ公務員になりたいか?」という質問は、正直意味のない質問
公務員の面接で、よくされる質問として、「なぜ公務員になりたいか?」というものがあります。
これは正直言って意味のない質問です。
意味がないとは、どういうことかというと、
面接においてあまり重要でない質問、つまり、答えの内容があまり期待されていない。
ということです。
面接官も同じ公務員であり、どうして受験生が公務員試験を受けているかは、聞かなくてもなんとなくわかっているのです。
ですから、
この質問の趣旨は、単なるネガティブチェックです。
少し答えにくいいじわるな質問であり、そういった質問に対して、
〇毅然と答えられるか、
〇公務員の地位や待遇だけを志望理由としていないか、
といったことを確認する程度の質問です。
要するに、この質問でその人の評価しようというものではなく、ネガティブチェック的な質問です。
ですから、悪印象を与えない程度にかわせればいいと思っています。
実際、採用を経験した身からすれば、もっと重要なポイントがあります。
面接官が知りたいのは、総じてその人の性格や特性なのです。
その人がどのような人生を歩んできたのか、
その人がどのような特性・長所があるのか、
ということがもっとも重要なのです。
これは正直公務員に限らず、就職活動の面接すべてに当てはまると思っています。
ですから、
なぜ公務員になりたいか、
自分のどこが公務員に向いているか、
などといったことを考えるのはやめましょう。
※そういうことを考えすぎると、公務員ありきの考え方になり、逆に面接の際にかたよった返答になって、面接官に悪い印象を与えることにもなりかねません。
◆公務員という身分よりも、自分の思い描く人生や、やりたいことに合っているかどうかを自問すること。
私は、総じて公務員という職業をお勧めする立場なのですが、
実は普段は自分が公務員だとあまり意識していません。
公務員も職業として、仕事をするという意味において、ほかのあらゆる職業と同じです。
ですから、公務員だから、働き方が他の職業と著しく異なるということはありません。
残業もありますし、嫌な上司がいたりもします。
重要なのは、
公務員としてではなく、自分としてどうしたいかです。
自分はこのような考え方、価値観があって、それを実現するためにその職業に就くというだけのことです。
公務員としての身分ではなく、あくまでも自分個人として考えてください。
面接官もそういう個人としてのあなたを見たいのです。
それが公務員という身分にこだわると、面接でもその個性がぼやけてしまい、結果として印象に残らなくなります。
印象に残らない=落ちる
ということです。
結論として、公務員ということを過剰に意識せず、
自分の送りたい人生や、やりたいことなどに思いをめぐらせて、公務員試験の準備をしましょう。
※そういった素直な気持ちが、面接の際にもっとも面接官に響きます。